六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本の一部は2014年に開催した「森の学校」の図書室と、2015年に開催した「六本木ブックフェス」、2016年に開催した「六本木未来会議BOOKキャラバン」でも展示したものです)。
今回は、田川欣哉さんが選んだ『世界でもっとも美しい10の科学実験』(著・ロバート・P・クリース/訳・青木 薫/日経BP社)。
田川さんのコメント
「ガリレオの重力の発見」や「エラトステネスの地球の大きさを測る」といった科学の歴史に残る実験が、とても美しい挿絵とともに紹介されています。昔の人たちがどうやって実験器具をつくって、何を発見したのか。技術もない時代に、ひとりの人間が実験に一生をかける、そのロマンにたまらなくグッときて、よく人にもおすすめしている一冊です。
科学史に残る著名な実験のうち、科学者の投票で選ばれた「もっとも美しい実験ベスト10」を数式なしで説明し、そのポイントを絵画を鑑賞するようにやさしく解説している本書。科学実験は難しいと思われがちですが、高校までの知識でも十分理解できる内容となっています。サイエンティストたちの美しき世界に心動かされる科学エッセイです。
田川さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #75
田川欣哉(デザインエンジニア)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/75_01/