六本木の街はイルミネーションまっ盛り。そんな中、六本木ヒルズ展望台「東京シティビュー」では、プロジェクションマッピングやプラネタリウムで夜空の星を再現したイベントが開催されています。展望台からの夜景とともに楽しむ「星空のイルミネーション」の様子をご紹介します。
「星空のイルミネーション」は、六本木ヒルズの展望台内に「星空」をつくりだしたイベント。入ってすぐに目に飛び込んでくるのは、夜景に重なるように映し出された一面の星空! これ、ガラス窓をスクリーンにしたプロジェクションマッピングなんです。
手がけたのは、コカ・コーラの「自販機AR」やBUMP OF CHICKENのアプリ「BOC-AR」などで知られる、AR三兄弟の川田十夢さん。今回もAR的な仕掛けが施されていて、なんと映し出された星空をスマホで操作することができます。ちなみに川田さんは、来年のクリエイターインタビューに登場予定です。
たとえば、星の明るさを調整したり、UFOを出現させたり。QRコードを読み込むと使える16もの機能が用意されていました。ちなみに写真は、「星に願いを」という機能を使って、「六本木未来会議」の文字を流したところ。そのほか、大ヒットした「君の名は。」とのコラボ映像が流れたりと、遊び心いっぱい!
こちらはプラネタリウム・クリエーターの大平貴之さんがプロデュースした、全方位型「空宙プラネタリウム by MEGASTAR」。"全方位型"の由来は、床面がピカピカの鏡になっていて、プラネタリウムの光を反射して360°の星に包まれるから。
大平さんがプロデュースしたもうひとつのプラネタリウムが、ウォークスルー型「3D SKY WALK」。観測データを元に膨大な星を再現、その中を歩くことができます。こちらは壁面に鏡が使われていて、無限回廊に迷い込んだような不思議な感覚が味わえます。
仮想の星空を堪能したあとは、リアルな星を見に屋上スカイデッキへ。この日は残念ながら本物の星空はあまり見えませんでしたが、遠くまで広がる地上の星を堪能できました。
ちなみにここでは、専門家の解説を聞きながら望遠鏡を使って星を眺める「星空観察会」が毎月第4金曜日に開催。さらに今回のイベント開催期間の2017年1月29日(日)までは毎週土曜日にも特別開催するそうです。事前申し込み不要で誰でも参加できるので、気になる方はぜひ(天候不良時は中止)。
紹介した以外にも、シアター空間で「宇宙空間シミュレーター」を見たり、星空をテーマにした限定カフェを楽しんだりと、見どころがたくさん。もうすぐクリスマス、イルミネーション見学にお出かけの際は、ぜひ訪れてみてください。
編集部 飯塚
information
「星空のイルミネーション」
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー
会期:2016年11月23日(水)〜2017年1月29日(日)
開館時間:10:00~23:00
※金・土・日は〜25:00、入館は閉館の30分前まで
入場料:一般 1,800円、シニア 1,500円、高・大学生 1,200円、子ども(4歳〜中学生) 600円
公式サイト(URLをクリックすると外部サイトへ移動します):
http://www.roppongihills.com/tcv/jp/hoshizora/