六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本の一部は2014年に開催した「森の学校」の図書室と、2015年に開催した「六本木ブックフェス」でも展示したものです)。
今回は、名児耶ゆりさんが選んだ、『ワッハワッハハイのぼうけん』(作 谷川俊太郎、絵 和田誠/新風舎)。
名児耶さんのコメント
この絵本とは古本屋さんで出会いました。谷川俊太郎・和田誠コンビの美味しさがたくさん詰まった絵本です。これを読むと、紙の中の「ワッハワッハハイ」の文字が頭の中で彼の形に立体になって呼吸しはじめていく感じがします。読み終える頃、ワッハワッハハイはこちらの体を通ってまたどこかにぼうけんに行くのです。わたしは、街を歩いているといつかどこかで彼に出逢えるのではないかと今でも思っています。
かわいらしい絵本ですが、大人が読んでも不思議な世界に引き込まれてしまいます。短いお話がいくつも載っているので、お子さんに読み聞かせるのにもちょうどいいのではないでしょうか。和田誠さんの絵はもちろん、谷川俊太郎さんの言葉の世界にもどっぷり浸れる作品です。
名児耶さんにご参加いただいたプロジェクトの様子もあわせてどうぞ。
六本木未来会議アイデア実現プロジェクト#04 森の学校
名児耶ゆり(ミュージシャン)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/project/no4_4/