ゴールデンウィーク真っ只中。今年は大型連休ということもあり、あちこちお出かけしている方も多いのではないでしょうか。ここ六本木では、毎年恒例、新緑の季節を楽しむイベント「OPEN THE PARK 2016」が開催中です。今年の目玉は、こどもの日に合わせた「こいのぼり」! その様子をお届けします。
東京ミッドタウン入り口、外苑東通り沿いには、昔ながらのこいのぼりが登場。高層ビルに囲まれ「屋根より高い」とはいきませんが、伝統的な技法で描かれたこいのぼりが六本木の空を泳ぐ様はなかなか壮観です。
そしてミッドタウン・ガーデンには、なんと85匹ものこいのぼりが。これは「ミッドパークギャラリー〜こいのぼりコレクション〜」と題して、デザイナーやアーティスト、学生が一匹ずつデザインしたもの。個性的なこいのぼりが大群となって泳ぐ様子は迫力満点!
こちら(写真中央)は、アートディレクターの永井一史さんによる「子いのぼり」。小さな鯉が集合している様子が一匹のこいのぼりに描かれています。国語の教科書に載っていたレオ・レオニの「スイミー」みたいですね。
左端の青一色のこいのぼりは、「JAGDA学生グランプリ」を受賞した大谷陽一郎さんの「青」という作品。柄物が多い中、きれいなブルーの単色が逆に目立っていました。
そして館内でも「六本木未来会議アイデア実現プロジェクト#11 街中こいのぼり by 須藤玲子」として、テキスタイルデザイナーの須藤玲子さんが日本の布を用いてデザインしたオリジナルこいのぼりを展示中。これら、こいのぼりの展示は今週末の5月8日(日)までとなっています。どうぞお見逃しなく。
一方、芝生広場では、たくさんの人が本を片手にのんびりゴロゴロ。こちらでは昨年秋に行った「六本木ブックフェス」と同じく、幅允孝さんがセレクトした本を自由に読める「Kindleミッドパークライブラリー」が開催中。ちなみに朝と夜には、ここでヨガを楽しむこともできます。
お隣では、ハイボールを楽しめる屋外カフェも。白州やジムビーム、ラフロイグなどなど、さまざまな国のウィスキーを楽しめます。新緑の中で優雅にグラスを傾ける休日......なんとも気持ち良さそうです。
5月3日(火)には、須藤玲子さんが講師となって、オリジナルこいのぼりをつくるワークショップも開催しました。青空の下、チクチクとミシンを踏んでこいのぼりを縫った様子は、六本木未来会議のウェブサイトで後日公開予定です。
ゴールデンウィークも残りあとわずか。今週末の土日は六本木で日本の伝統に触れながら、気持ちのいい休日を過ごしてみては?
編集部 飯塚
information
「OPEN THE PARK」
会場:東京ミッドタウン各所
会期:3月18日(金)〜4月17日(日)
http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/feature2016/openthepark/