六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本の一部は2014年に開催した「森の学校」の図書室と、2015年に開催した「六本木ブックフェス」でも展示したものです)。
今回は、山口ともさんが選んだ、『自分の中に毒を持て』(著 岡本太郎/青春出版社)。
山口さんのコメント
自分の好きなことをとことん突き詰める。少し出た釘は打たれ、それ以上に出た釘は抜かれ、出過ぎた釘は成長する。
この本では一貫して「自分」とどのように向き合うのかということが綴られていますが、まるで目の前に「自分」という別人が存在するかのように、非常に客観的な視点で語られています。本書が執筆されたのは1988年、ちょうど日本の経済が大きく転換した時期。それまで追いつけ追い越せで進んできた日本国民に対して、大きな疑問を投げかけている、そんな一冊です。今読んでも色あせることない岡本太郎節、ここにあり。
山口さんにご参加いただいたプロジェクトの様子もあわせてどうぞ。
六本木未来会議アイデア実現プロジェクト#04 森の学校
山口とも(打楽器奏者)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/project/no4_3/