六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本は2014年に開催した「森の学校」の図書室でも展示されていたものです)。
今回は、箭内道彦さんが選んだ、『ぐりとぐら』(中川李枝子 著・山脇百合子 絵/福音館書店)。
箭内さんのコメント
ちびくろさんぼのホットケーキ以上に、おいしそうだったカステラ。ものをつくるときのワクワクする気持ちは、ぐりとぐらにおしえてもらったのが最初です。クリエイティブにはレシピがあること、力をあわせるおもしろさ、みんながよろこんでくれることのうれしさ。幼稚園で何度も何度も読んだ絵本。あ、あのカステラはもしかすると「愛と平和」のことだったのかな。互いの違いを認め合えない世の中に、突然いまそう思いました。
誕生から50年を迎え、もはや誰もが知っている絵本となっている本書。これまでたくさんの推薦図書をご紹介してきましたが、意外にも絵本を推薦するクリエイターが多いですね。幼少期に読んだものほど、その人のルーツとなっているのかもしれません。
箭内さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #33
箭内道彦(クリエイティブディレクター)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/33/
六本木未来会議 編集部