六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本は2014年に開催した「森の学校」の図書室でも展示されていたものです)。
今回は、葛西薫さんが選んだ、『北風とぬりえ』(谷内六郎 著/天野祐吉作業室)。
葛西さんのコメント
谷内六郎さんの没後、少年時代の思い出を記した文と絵が書棚から見つかり、それが天野祐吉さんによって、近年、書籍となったもの。子どものための、というより子どもになるための、あるいは子どもたちにいつか読んでほしい本です。
「週刊新潮」の表紙絵を創刊から描き続け、その優しい画風が多くの人に親しまれていた昭和時代を代表する画家、谷内六郎さんによる本書。谷内さんの少年時代の記憶に基づいて綴られた絵と物語は、どこか懐かしさを感じる一冊です。
葛西さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #02
葛西薫(アートディレクター)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/02/
六本木未来会議 編集部