現在、アクシスギャラリーで開催中の「AXIS フォトマルシェ2」は、写真を気軽に買うことができる期間限定のイベント。都内近郊のギャラリーや書店など12団体が集って、若手作家の写真を中心に展示販売を行っています。6月10日に行われたレセプションにおじゃまして、その様子を取材してきました。
「ギャラリーって敷居が高いイメージがありますよね。もっと気軽にふらっと立ち寄れる"マルシェ"みたいに買える場があるといいなと思って」と、今回のイベントを立ち上げたアクシスの佐野さん。
「いろいろなギャラリーが出展しているので詳しい話も聞けますし、出展している写真家にも会えるかもしれません。作品の数も多く、価格も手頃なものが多いので、写真に詳しくなくても楽しんでいただけると思います」
たとえば、「Blitz Gallery」のブースに並んでいたこちらは、フランスの古い家族写真を額装したもの。アンティーク雑貨みたいな感覚で飾れそうですよね。
一方、「巨匠」と呼ばれるようなフォトグラファーの作品も。佐野さんが銀塩写真に興味を持つきっかけになったというアンセル・アダムスなど著名な作家の作品もズラリ。もちろんお値段もそれなりですが、美術館に所蔵されているような名品を間近で見られるのがこのイベントの魅力です。
ほかにも、古いカメラが販売されている蚤の市のようなコーナーもありました。みなさん、あれがいい、これがいいと、にぎやかに物色中。
写真集もセール価格で販売されていて、こちらはこちらですごい熱気。「いいもの見つけるぞ! 買うぞ!」という気迫(?)にあふれていました。
お客さんにもお話をうかがってみました。こちらの方は出版社にお勤めで、今日は仕事帰りに立ち寄ったそう。
「写真に詳しいわけではないんですが、いつかアート作品を買いたいなと思って。『これ!』っていう作品と出会いたくて、面白そうなイベントには足を運ぶようにしているんです。買うなら、光のきれいな風景写真がいいですね」
みなさんに触発され、私も「買う」視点で会場を回ってみた結果、見つけたのがこちら。ギャラリーの方いわく、世界規模の写真コンテスト「Sony World Photography Awards」で、日本人で唯一入賞した作家の作品なのだそう。おそるおそるお値段を見てみると......。
額込みで35000円! 私のお小遣いでもなんとか買える金額。正直、かなり迷って、ギャラリーの方にたくさんお話を聞いてしまいました。そしていまだに買おうかどうか迷っています......。
編集部 飯塚
information
「AXIS フォトマルシェ 2」
会場:アクシスギャラリー
会期:6月11日(木)~14日(日)11:00~19:00
入場料:無料
http://www.axisinc.co.jp