六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本は2014年に開催した「森の学校」の図書室でも展示されていたものです)。
今回は、トラフ建築設計事務所の鈴野浩一さんが選んだ、『NIWA』(横山 裕一著/イースト・プレス)。
鈴野さんのコメント
ミッドタウン・ガーデンで寝転びながら読んでみたい本というと、その名もThe Garden NIWAです。
「どのような庭園なのですか?」
「たいへん良い庭です」
からはじまり不思議な庭を徘徊する楽しみがずっと続きます。横山裕一さんの漫画は時間を突然 進めたりしないで一定のリズムで流れを描いているので、読み手も同じリズムで一気に読み進めるのがおすすめです。建築的な刺激やアイデアもあふれてます。
ボールの流れる川、滝の壁、歩く者を山へ投射する装置などなど、徘徊していくうちに次々と登場するシュールで不思議な庭の障害物は、インスピレーションが満載。一度読み始めたらあなたも抜け出せなくなってしまうはず。
鈴野浩一さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #09
トラフ建築設計事務所(建築家)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/09/
六本木未来会議 編集部