六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本は2014年に開催した「森の学校」の図書室でも展示されていたものです)。
今回は、柴田文江さんが選んだ、『ラチとらいおん』(マレーク・ベロニカ文・絵、徳永康元訳/福音館書店)。
柴田さんのコメント
大人になった今でも、何かにつけてこの本の中の「赤いライオン」を思い出します。赤いライオンがいてくれると思うと不思議と力が湧いてきて、ピンチのときも勇気を振り絞ることができるのです。だから、この本は私にとってはお守りのようなもの。そんな、いつまでも心に持ちつづけられる物語との出会いを、本を通じて体験してほしい、そんな思いからこの絵本「ラチとらいおん」をご紹介します。
本書は、弱虫だった主人公ラチが、突然現れた赤いらいおんと一緒に過ごしていくうちに、強い少年に成長していくという物語。柴田さんのいう「お守り」という表現がまさにぴったり。読むと勇気がわいてきます。1965年発売のロングセラーで、今でもファンを増やし続けている名作です。
柴田文江さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #03
柴田文江(インダストリアルデザイナー)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/03/
六本木未来会議 編集部