六本木未来会議に登場してくれたクリエイターのみなさまが「クリエイションのスイッチを押してくれる一冊」として推薦してくれた本を毎週紹介していきます(紹介する本は2014年に開催した「森の学校」の図書室でも展示されていたものです)。
今回は、遠山正道さんが選んだ、『TOKYO STYLE』(都築 響一著/ちくま文庫)。
遠山さんのコメント
バブル中に発刊された名著。とにかく「はじめに」と「文庫版後記」は何度読んでもなぜか涙が滲む。めちゃくちゃカッコ良い。
彼はこの案を思いつき、カメラ屋に行ってカメラを買い、次の日本珍紀行で写真家の最高峰木村伊兵衛写真賞を受賞してしまう。自らの視点とアイディアと行動と編集とやりきることで、このようなコトが起こるのだ、という私の皆の人生の希望の書でありプロジェクト。
東京で暮らしている普通の人たちの住空間の写真集である本書。おしゃれなインテリア雑誌では決して見ることができない、生活感あふれる部屋の写真の数々は、まるで他人の生活を覗き見しているような感覚になります。
遠山さんのインタビューもあわせてどうぞ。
クリエイターインタビュー #10
遠山正道(株式会社スマイルズ)
http://6mirai.tokyo-midtown.com/interview/10/
六本木未来会議 編集部