今日は10月31日、ハロウィンの日。「六本木は日本一ハロウィンが盛り上がっている街」と「六本木と人」に登場した森さんが話していたように、"ハロウィンといえば六本木"と言っても過言ではないかもしれません。きっと今頃、仮装したたくさんの人たちが街を闊歩しているのではないでしょうか。
ちなみに、六本木ヒルズでは、今月10日から今日まで、スタンプラリーや特別メニューなどが楽しめるハロウィンイベント、「Roppongi Hills Halloween 2014」が行われています。
上の写真は、10月25日に行われた「ハロウィンパレード」の様子。仮装をした人々が、音楽に合わせて通りを練り歩く様子はなかなか壮観。みなさん、おなじみの不思議の国のアリスや魔女などから、スパイダーマンなどアメコミ系、血のりのついたホラー系など、さまざまに仮装を楽しんでいました。
運営するスタッフのみなさんもバッチリ変身! イベントはパレードをはじめ、ワークショップにスタンプラリー、東京シティビューでのパーティなど盛りだくさん。本日10月31日で終了となりますので、まだ行っていない方は急げば間に......合いませんかね?
六本木ヒルズ全域がハロウィン一色に染まる中、一際目立っていたのがこちら。何のキャラクターかわかりますか? これ「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」などでおなじみの映画監督、ティム・バートンが生み出したキャラクター「バルーンボーイ」。日本初公開となる展示だそう。
ハロウィンイベントは本日で終了ですが、明日11月1日からは「ティム・バートンの世界」展が森アーツセンターギャラリーでスタートします。そう、今年の「Roppongi Hills Halloween」は、ティム・バートンとコラボしていたというわけ。せっかくなので、展覧会で展示される作品を、ちょっとだけご紹介しちゃいましょう。
ブルーガールとワイン 1997年頃 71.1 x 55.9 cm
油彩・キャンバス ©2014 Tim Burton
映画監督のイメージが強いティム・バートンですが、絵画も手がけています。こちらの強烈な色彩の絵、よーく見ると「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のヒロイン、サリーに似ていませんか?
無題(『オイスターボーイの憂鬱な死』) 1982-1984年頃 25.4 x 22.9 cm
ペン・インク・マーカー・色鉛筆・紙 ©2014 Tim Burton
こちらは『オイスター・ボーイの憂鬱な死』という詩集に掲載された原画イラスト。Amazonのレビューで"大人向け絵本"と評されているとおり、映画のようなダークでかわいい雰囲気もありつつ、ちょっと怖い感じも。
こちらの展覧会、2009年にMoMAで開催され、80万人を動員した「Tim Burton展」に、新たな作品を150点加えて、再構築したものだそう。イラストや絵画の他にも、関係者しか見ることができなかったプレミア本や10代の頃に撮影した秘蔵映像、写真、手紙などなど、貴重な作品が約500点。
今年のハロウィンに乗り遅れた人は、この展覧会なら仮装していっても違和感ないかもしれませんよ。
編集部 飯塚
information
展覧会名:「ティム・バートンの世界」
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
会期:2014年11月1日(土)~2015年1月4日(日)11:00~22:00
※土・日・祝は23:00まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※11月5日(水)20:00~22:00、11月25日(火)21:00~22:00は貸切
入場料:
(当日)一般¥1,800、大学・高校生¥1,300、子供(4歳~中学生)¥800
(前売)一般¥1,600、大学・高校生¥1,100、子供(4歳~中学生)600円
お問い合せ:TEL. 0570-063-050 (ローソンチケット)
※イベントの詳細(開催時間・料金等)は各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
※お問い合わせは直接各施設にお願いいたします。
※関連プログラムに関しましては、森アーツセンターギャラリーWebサイトをご覧ください。
公式サイト:http://www.tim-burton.jp
This exhibition is organized by Jenny He, Independent Curator, in collaboration with Tim Burton Productions.