先日行われたメディア芸術祭のマンガ部門で優秀賞を獲ったマンガ「岳 みんなの山」の話です。
ビッグコミックオリジナルで連載していたマンガなのですが、ただただ「面白い」の一言に尽きます。2003年から読んでいたのですが、何度も泣きました。確か25歳のころ、居酒屋で酩酊状態となり、一緒に飲んでいた友達に、主人公である島崎三歩のエピソードを、さも自分の話として嘘をついたこともあります。それくらいオススメしたい、ということなんです。
そういえばこんなこともありました。
山登り中に脚の骨を折り、入院していた叔父に早く良くなって山に向かって欲しい、と想いを込め第1巻をプレゼントしたのです。
それから3年間は正月に顔を合わせても睨まれたり、なんとなく親戚の中で山登りの話はタブーになりました。いやあ、本当に影響力のあるマンガですね。
そのうち文庫化や判型の大きい「岳」が出ると思います。
読んで面白かったらどんどん周りに勧めましょう。
編集高橋