今週、六本木未来会議にて公開した対談「会田誠さん×辛酸なめ子さん」いかがだったでしょうか? 森美術館で初回顧展となる「会田誠展:天才でごめんなさい」も開幕中ですね。
そして更に会田誠さんを知りたくなった方のために、ぜひオススメしたい本をご紹介します。
それは「カリコリせんとや生まれけむ」という、星星峡という幻冬舎のPR雑誌に連載されていたものをまとめられた本です。会田さんの制作における考え方や、息子の寅二郎くんの子育て、料理、夫婦のこと、そしてカリコリなどが会田さんの言葉で書かれています。いつも昼ご飯を食べながら読んでいたのですが、笑いをこらえるのが大変でした。amazonの説明で「もっとも危険な現代美術家による初エッセイ集」と書かれているところまで含めて、本当に面白い。好き嫌い、というか美術家や評論家に対する、明快な批判も読んでいてスリルがあります。
読めて良かったな~と純粋に思えた一冊でした。今週末、もう一度ゆっくり展示を見にいこうと思います。
編集高橋