9月17日(土)から11月20日(日)まで、東京シティビューで「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 -ベルばらは永遠に-」が開催されます。
池田理代子氏の『ベルサイユのばら(以下、ベルばら)』は、1972年4月から1973年12月まで、少女マンガ誌「週刊マーガレット」(現「マーガレット」、(株)集英社)に連載されました。フランス革命を背景にした壮大な歴史ドラマは、当時の「少女マンガで歴史ものはあたらない」という常識を覆し、連載開始から少女たちの心をつかみ大ヒット。ファンレターが月に数万通届くほどの大人気作となり、少女マンガの歴史を変える不朽の名作になりました。1973年に連載を終了した後も人気は衰えず、翌1974年に宝塚歌劇で舞台化されると空前のベルばらブームを引き起こしました。1979年にはテレビアニメが放映され、ファン層も拡大。さらに、フランスをはじめとする世界各国での翻訳・出版も行われるなど、世界的な人気作品となっています。
今年、連載開始から50年を迎えることを記念して開催される本展では、初公開も含めた貴重な原画が執筆当時の池田理代子氏の想いや言葉を交えながら展示されます。宝塚歌劇のコーナーでは劇中の"オスカルの部屋"が再現されるほか、舞台衣装や小道具などで華麗なるその世界が紹介されます。テレビアニメや懐かしのグッズ、現在にも続く展開もたどるなど、多彩な切り口で不朽の名作の軌跡と全貌に迫ります。
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