17世紀初め、江戸幕府が政権を確立し戦乱の世が終わると、文化面でも新たな潮流が生まれます。それが寛永年間(1624~44)を中心に開花した「寛永文化」です。寛永文化は「きれい」という言葉に象徴される瀟洒な造形を特徴とし、江戸の世に「雅」な世界を出現させることとなりました。寛永文化の中心人物である後水尾院は、長く絶えていた儀礼や古典文芸の復興に心を尽くしたことで知られています。特に和歌は朝廷を象徴する芸能に位置づけられ、多くの美術作品にまで影響を及ぼしました。
また、京都のサロンを舞台に文化的な交流は盛んに行われ、公家、武家、町衆といった垣根を越えて、新しい時代にふさわしい美意識を醸成し、共有されていったのです。本展ではこのような近世初期の「雅」を担った宮廷文化と、それと軌を一にして生まれた新時代の美意識が、小堀遠州、野々村仁清、狩野探幽などの芸術に結実していく様子をご覧いただきます。
会場
サントリー美術館
会期
2018年2月14日(水)~4月8日(日)
開館時間
10:00~18:00
※金・土は20時まで開館
※いずれも入館は閉館30分前まで
※shop×cafeは会期中無休
休館日
火曜日
※ただし4月3日(火)は開館
入場料
(当日)一般¥1,300、大学・高校生¥1,000、中学生以下無料
問い合わせ先
TEL:03-3479-8600
その他
[HP割]
ホームページ限定割引券提示で¥100割引
[携帯割]
携帯サイトの割引券画面提示で¥100割引
[あとろ割]
国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で¥100割引
※他の割引との併用はできません
※イベントの詳細(開催時間・料金等)は各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
※お問い合わせは直接各施設にお願いいたします。
※関連プログラムに関しましては、サントリー美術館Webサイトをご覧ください。