文化庁は、将来の我が国の芸術界を支える芸術家を支援するため、若手芸術家を海外に派遣し、その専門とする分野について研修の機会を提供する、「芸術家在外研修(新進芸術家海外留学制度)」を昭和42年度から実施し、美術部門での派遣者は1,000人を超えています。
その研修の成果発表である本展は過去16回を数え、絵画・彫刻・写真・インスタレーション・アニメーション・工芸・建築などさまざまなジャンルから活躍中の作家を選出し、その時々の日本の美術の在り様を提示してきました。
17回を迎える今展では、「造形の密度と純度」というテーマのもとに、緻密で繊細な仕事をしている新進作家12名がそれぞれの展示を行うとともに、今回初めて「保存・修復」の分野での研修者3名の発表の場も設けます。
国立新美術館の大きな空間の中で、次々に繰り出される絵画、版画、写真、陶芸、鋳造、アニメーション、インスタレーションといったヴァリエーション豊かな12の展示をお楽しみいただくとともに、「保存・修復」という美術品を支える重要な分野への理解を深めていただける貴重な機会になると思っております。
会期
2014年12月13日(土)~2015年1月25日(日)
開館時間
10:00~18:00(金曜日は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
休館日
毎週火曜日
※ただし、12月23日(火・祝)は開館、2014年12月24日(水)~2015年1月6日(火)は年末年始休館
入場料
一般1,000円、大学生800円
お問い合わせ先
ハローダイヤル
TEL. 03-5777-8600