9月14日(水)よりサントリー美術館で「美をつくし―大阪市立美術館コレクション」が開催されます。
大阪市立美術館は、東京・京都に次ぐ日本で3番目の公立美術館として昭和11年(1936)に開館しました。長年にわたり築かれたコレクションは、日本・中国の絵画や書蹟、彫刻、工芸など8,500件を超え、時代も紀元前から近代までと多彩です。また、特に関西の財界人によるコレクションをまとめて収蔵しているところに特徴があります。
現在、美術館の建物は登録有形文化財(建造物)に指定されていますが、開館90周年を前に大規模な改修工事が行われることになりました。そこでこの長期休暇を機に、各ジャンルから厳選された優品が本展で紹介されます。同館でもそろって展示されることが滅多にない名品を、館外で一堂に見ることができる初めての展覧会です。
展覧会名「美(み)をつくし」は、大阪市章にもかたどられる「澪標(みおつくし)」になぞらえたものです。展示は「第1章:世界に誇るコレクション 珠玉の中国美術」から「第5章:はじまりは「唐犬」から コレクションを彩る近代美術」の5章で構成され、中国美術、仏教美術、日本の中近世美術、近世の工芸品など、多種多様なコレクションが揃います。
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