東京ミッドタウン・デザインハブで、第102回企画展として「デザイン」と「公民館」双方の視点から地域のデザインを掘り下げる「公民館のしあさってはデザインのしあさって!?」展が開催中です。
「公民館」とは、地域住民のために社会教育を推進する拠点施設のこと。公民館は、地域住民の各種交流活動の場を超えて、社会の要請に対応して多様な住民全体が集える、地域社会のためのサービスを 総合的に提供する拠点としても期待されています。一方、近年 のデザインにおいても、大多数に向けた経済活動に寄与するデ ザインだけでなく、地域の中で課題を抱える少数を包摂する社会デザインの取り組みが注目されています。
このような状況の中、本展では、戦後まもなく地域に根ざした社会教育の場として始まった公民館のコンセプトと役割をひもとくきます。さらに、現在各地で活動する公民館とデザイナーへの取材を通して双方の視点から「公」について掘り下げ、共通項を見いだし、私たちが暮らす社会の未来を思索する展覧会です。
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