六本木のSCAI PIRAMIDEにて、2026年1月21日(水)~4月18日(土)の期間、「アルフレド・ジャー 和田礼治郎」が開催中です。
アルフレド・ジャーは、政治的な危機が生み出す情報の偏りや不均衡をミニマルな視覚言語へと翻訳し、隠された権力構造を浮かび上がらせるアーティスト・写真家として知られています。一方、和田礼治郎は、オブジェの腐敗や衝突など、かたちが崩れ変容するプロセスを作品に取り込み、環境を静かに攪乱させる彫刻的な場として提示します。
崩れかけた世界の臨界で活動する二人のアーティストが、明晰でありながら破綻の気配を孕む不安な構成のうちに出会います。ジャーの政治的ミニマリズムと和田の形而上的な物質性のあいだにひらかれる本展は、世界を考え、想像しようとする私たちの思考のあり方がどのように形作られてきたのかを見つめ直す機会となります。
