27 エリイ(アーティスト Chim↑Pom) × 卯城竜太(アーティスト Chim↑Pom)

27 エリイ(アーティスト Chim↑Pom) × 卯城竜太(アーティスト Chim↑Pom)

六本木へのリクエスト。24時間問題。

エリイあと、六本木にもうちょっと24時間のお店を増やすべきだと思う。最近減った気がする。新宿は結構イケイケだけど、六本木は私が10代の頃のほうが開いてた。

卯城昨日作品の搬入で六本木に来たんだけど、メンバーに段取りを任せてたから、夜の1時に来て始発を待ち続けるって罠にはまってさ。実際に作業するのは4時ぐらいで、3時間ぐらい全然やることがないという事態に陥って、とりあえず街に出ていったわけ。初めてちゃんと六本木を徘徊したんだけど、すげえ元気だったよ。

エリイ金曜日の夜だからね。

卯城日本を元気にしよう、みたいなことがあるじゃない。でも、十分元気だな、って感じがした。

エリイ感じはするんだよ。でもあれ、半分外人だから。私いつも思うんだけど、全員国に帰ってほしいんだよね。

卯城えっ。今、つまり六本木の半分を敵に回したよね!?(笑)。

エリイ私は六本木で、みんな祖国に帰れと思いながら飲んでる。

卯城いや、日本も国際化しなきゃいけないし、六本木、ちょうどいい気がしたけど。でも、1人で飲めるところを探すのは難しい、ということも昨日わかった。ちょっと飲みに行こうと思ったんですけど、どういうところで飲めばいいのか、変なところに入って怖い思いをするのも嫌だしね。

「PAVILION」展

「PAVILION」展

「PAVILION」展
岡本太郎記念館にて7月28日まで行われているChim↑Pomの展覧会。岡本太郎氏とコラボレーションした作品を含む、立体、映像、写真など新作15点が展示されている。岡本太郎の遺骨を展示したタイトル作「PAVILION」は必見。
会期2013年3月31日(日)〜7月28日(日)
http://www.taro-okamoto.or.jp/

卯城今回の六本木アートナイトに出した矢印は、BABOTさんとの共作です。イベントのプロデューサーさんは気球みたいな、何かが上に上がっていくイメージでこいつを誘ってくれました。もともとはソウルの美術館で展覧会をしたときに、23メートルの矢印をつくったんですよ。地下1階から天井も突き抜けるほど大きくて、外から見たら、美術館の3分の1ぐらいが矢印みたいな。今回は8メートルくらいです。

エリイこれが終わると、今後の予定は、岡本太郎記念館だね。

卯城そうそう。今年の7月28日まで、青山にある岡本太郎記念館で『PAVILION』展をやります。絶対おもしろい展覧会になるので、ぜひ来てください。2011年に渋谷駅の岡本太郎さんの壁画にとりつけた作品が旧作で、あとは全部新作で展開してます。

エリイ渋谷駅の作品のとき、落書きしただの何だの、みんなにイラっとしたこと言われたからね。まあ、別にいいんだけど。ちょっとむかついたんだよね。

卯城むかついたとか言っているけど、ほんとうはエリイちゃんそんなでもなくて、ディスられても、こたえてない。何でって聞いたら、Chim↑Pomをディスる人は七代先まで不幸になるって信じてるんだよね(笑)。

取材を終えて......
トークショーの一週間ほど前に打ち合わせをした時点では「なんで六本木がデザインとアートの街になんなきゃだめなの?」と話していたエリイさん。どんなトークショーになるのか正直どきどきしていたのですが、とてもわかりやすく、納得させられる内容をChim↑Pom のお二人が話してくれました。「PAVILION」展もぜひみなさま足を運んでください。(edit_rhino)

information

LOVE展 LOVE展:アートにみる愛のかたち
―シャガールから草間彌生、初音ミクまで

六本木ヒルズ・森美術館10周年を記念して開催する、「愛」をテーマにした展覧会。本邦初公開作品含む美術史を彩る名作から、現代美術界のスター、そして、Chim↑Pom等国内外の現存アーティストからバーチャルアイドル、初音ミクに至るまで、約200点の多様な「愛》の作品が展示されます。
会期:2013年4月26日(金)~9月1日(日)
www.mori.art.museum

エリイ/ Chim↑Pom
卯城竜太(うしろ・りゅうた)/ Chim↑Pom
2005年に東京で結成したアーティスト集団。時代のリアルに反射神経で反応し、現代社会に全力で介入した強い社会的メッセージを持つ作品を次々と発表。映像作品を中心に、インスタレーション、パフォーマンスなど、メディアを自在に横断しながら表現している。東京をベースに活動しながら、世界中の展覧会に参加、海外でもさまざまなプロジェクトを展開。近年はさらに活動の範囲を広げ、美術専門誌監修や展覧会キュレーションなども行う。著作に『Chim↑Pom作品集』(河出書房新社、2010年)、『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』(阿部謙一との共編著、無人島プロダクション、2009年)、『芸術実行犯』(朝日出版社、2012年)、『SUPER RAT』(パルコ出版、2012年)がある。
http://chimpom.jp/