スイスの大実業家エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956年)は、生涯を通じ絵画収集に情熱を注いだ傑出したコレクターとして知られています。主に17世紀のオランダ絵画から20世紀の近代絵画に至る作品、中でも印象派・ポスト印象派の作品は傑作中の傑作が揃い、そのコレクションの質の高さゆえ世界中の美術ファンから注目されています。 この度、ビュールレ・コレクションの全ての作品が2020年にチューリヒ美術館に移管されることになり、コレクションの全体像を紹介する最後の機会として、日本での展覧会が実現することとなりました。
本展では、近代美術の精華といえる作品約60点を展示し、その半数は日本初公開です。絵画史上、最も有名な少女像ともいわれる《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》、スイス国外に初めて貸し出されることになった4メートルを超えるモネ晩年の睡蓮の大作など、極め付きの名品で構成されるこの幻のコレクションの魅力のすべてを、多くの方々にご堪能いただきたいと思います。
会場
国立新美術館 企画展示室1E
会期
2018年2月14日(水)~5月7日(月)
開館時間
10:00-18:00
※毎週金曜日・土曜日、4月28日(土)~5月6日(日)は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日
火曜日
※ただし5月1日(火)は開館
観覧料
一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円、中学生以下無料
問い合わせ先
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)